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2007/09/03号(毎週月曜発行)
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【ヘリクツの技術 Vol.080】●バッファオーバーフロー
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■ごあいさつ
こんにちは、どらりです。
真夏日から一転、雨模様の天気になり、ぐっと涼しくなりましたね~
すごしやすくなって良いですが、夏が終わるときって、お祭りが終わるみたいな
感じで、何だか一抹の寂しさを感じてしまう今日この頃です(^_^
それでは、本日のヘリクツをどうぞ。
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■本日のヘリクツ ●バッファオーバーフロー
今日のヘリクツは、「バッファオーバーフロー」です。
この技は、
●「。」をつけずに長~くしゃべることにより、相手の脳みそのバケツをあふ
れさせ、理解できなくして煙に巻く
というものです。
「バッファオーバーフロー」というのはもともとコンピュータ用語で、簡単に説
明すると、あるプログラムにおいて、想定されているより大きな量のデータを投
入することにより、バッファ領域があふれ、結果としてプログラムが停止したり
誤動作したりするというものです。
・・・まぁ、そんな小難しい話は置いておいて(^^;
とりあえず、以下のようにイメージしてください。
・水 = 相手の話
・バケツ = 脳みその一時記憶領域(バッファ)
・ため池 = 脳みその記憶領域
人は、相手の話を聞くとき、一旦バケツに受けてから、ため池に入れます。
このとき、相手の話が、「。」のない、延々と続く話だったらどうなります?
●水の止まらない蛇口からバケツに水を受け続ける
ようなものです。
そうすると、そのうち
●水があふれて
しまいます。
水があふれるということは、脳みその一時記憶領域(バッファ)があふれる、と
いうことなので、
●相手の話が理解不能になる
わけです。
そう、今回のヘリクツでは、これを利用します。
例を見てみましょう。
A君「おいB、先週貸した1000円、いつ返してくれる?」
B君「うん、いつというかそれは先週俺が借りた1000円においてどういう経緯
で何がどうアレしたかという状況なわけだし、そもそも君が先週食べて
いたラーメン、つまり食としての安全性およびその論理的解釈が金銭に
反映されるのか、ということについての議論が十分になされていないと
言えなくもないのではないかどうかは知らないが、少なくとも現状では
過去における未来的志向については1000円として存在しないという結論
になっているという雰囲気が漂う今日この頃なんだよね」
A君「・・・・・・・」
はい、どうでしょう。ぜんぜん「。」が出てきませんね(^^;
人間が一度の会話で理解できる量には限界があります。
「。」が出てきた時点で、話が一旦整理され、理解することができます。
しかし、いつまでも「。」が出てこないと、脳みそが話を整理するタイミングが
つかめず、そのうち脳みそ内のバケツがあふれてしまうというわけです。
それにより、わざと話を理解不能にさせ、ごまかす、ということですね。
この理論ですが、分かりやすく話をしたいときにも使えます。
そう、「相手のバケツをあふれさせない」ように話せば良いのです。
・分かりにくい話 = 1回の水の量が多すぎる話
→バケツの容量の小さい人には理解不能
→バケツの容量の大きい人でも負担がかかる
・分かりやすい話 = 1回の水の量を適切に抑えた話
→万人が理解できる
となるわけです。
会話における脳みそのバケツ、意識してみてくださいね(^o^)/
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■本日のまとめ
●「。」をつけずに長~くしゃべることにより、相手の脳みそのバケツをあふ
れさせ、理解できなくして煙に巻く
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■編集後記
今回は文字が多く長めになってしまいましたが、スムーズに皆様のバケツからた
め池まで水が届きましたでしょうか?(^_^;
今週も読んで頂きありがとうございます。また来週★
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