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2007/04/30号(毎週月曜発行)
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【ヘリクツの技術 Vol.062】●ダミー結論
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■ごあいさつ
こんにちは、どらりです。
いよいよ黄金週間ですね~(^^
皆さん海へ山へ繰り出しているのでしょうか・・・
晴れるといいですね。
それでは、本日のヘリクツをどうぞ。
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■本日のヘリクツ ●ダミー結論
さて、本日のヘリクツは「ダミー結論」です。
これは、本来結論として述べられるものを前フリに含めてしまい、後ろにダミー
の結論をくっつける、というものです。
これにより、自分の主張の防御力を高めることができます。
各国の政治家の方々がしゃべる時などに、よく見かけますね~
では、基本的な仕組みを説明します。
普通、何かを主張するときは、
「前フリ」→「結論」
というカタチを取りますよね。前提などの前フリがあって、結論がある。
しかし、「ダミー結論」を使うとこうなります。
「結論(前フリ)」→「ダミー結論」
つまり、
●結論を前フリに含めてしまい、ダミーな結論でフタをする
わけです。
例を見てみましょう。某国の大臣が、領土問題について言及したと仮定します。
A記者「○○は歴史的にA国の領土ではないのですか?」
B大臣「○○が我が国の領土であることを、●いかなる国も否定できない」
どうでしょう。
大臣が言いたいのは、「○○が我が国の領土である」ということです。
しかしそれをそのまま述べずに、「いかなる国も否定できない」というダミーな
結論をくっつけています。
これにより、「○○が我が国の領土である」という部分はもう「確定事項」とし
てしまい、「いかなる国も否定できない」とかいう、
●割とどうでもいい部分を矢面に立たす
わけです(笑
政治家の記者会見などを見ていると、この手の発言がしょっちゅうでてきます。
おそらく、本能的に防衛的なしゃべりかたが身についているのかもしれませんね
(^o^;
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■本日のまとめ
●結論を前フリに含めてしまい、ダミーな結論でフタをする
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■編集後記
このあいだ偶然知ったのですが、あの有名な夕張メロンは、メロンとカボチャを
交配させて作ったものなんだそうです。
以外なものを組み合わせると、そこに新しい価値が生まれることがある。これは
ヘリクツにも言えることですねー(^^
今週も読んで頂きありがとうございます。また来週☆
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