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2006/07/17号(毎週月曜発行)
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【ヘリクツの技術 Vol.021】●無限なぜ
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■ごあいさつ
こんにちは、どらりです。
三連休ですね~。皆様、海へ山へ(?)繰り出しておられるんでしょうか(^^
しかし連休ってのはどうも生活リズムが狂っていけません。自己管理の難しさを
感じる今日この頃です。。。
それでは本日のヘリクツをどうぞ。
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■本日のヘリクツ ●無限なぜ
さて、本日のヘリクツは「無限なぜ」です。
この技を使うと、考えの浅い相手をどんどん追い詰めていくことができます。
前回、「全否定」をやりましたが、その対処法としても使える技です。
やり方は、これまた単純で、
●「なぜ?」と延々問い続ける
だけです(笑
前回のA君とB君の会話をもう一度用いて、今度は途中からA君が「無限なぜ」
を使って反撃する場合を見てみましょう。
A君「おいB、昨日貸した金返して」
B君「金? 返しません」
A君「は? 貸しただろ! 1000円!」
B君「借りてません」
A君「なぜ?」
B君「は? 借りてないからです」
A君「なぜ?」
B君「答える必要はありません」
A君「なぜ?」
B君「なぜって・・・知らんよ」
A君「なぜ知らんの?」
B君「・・・・・」
A君「なぜ黙ってるの?」
B君「うっさいわ!」
A君「なぜうっさいの?」
B君「ムキーーー!!」
ではこのへんでストップ(^^;
A君は「なぜ?」を連発することによって、B君の「全否定」を止め、逆にやり
こめています。
なぜこれが可能なのかというと、
●「なぜ?」という問いかけは、「意見」ではないので「否定」できない
からです。
さばいてもさばいても「なぜ?」の嵐。これが「無限なぜ」です!
本来「なぜ?」と問うことは、理由や根拠を求めていくことであるわけですが、
いくら人が考える動物であっても、普段からそんなに多段階に物事を考えてはい
ないわけで、せいぜい数回「なぜ?」に答えるのが限度でしょう。
それを利用し、「なぜ?」を連発することで相手を沈黙させるわけです。
ところでこの「無限なぜ」は、ヘリクツとしてだけでなく、考えを深める道具と
して使うこともできます。
あるテーマがあったとして、延々と「なぜ?」と問い続けることにより、物事の
本質にたどり着くための手段とすることができます。
例を見てみましょう。
自分A「私はなぜラーメンを食べるのか?」
自分B「それはラーメンが好きだからだ」
自分A「なぜラーメンが好きなのか?」
自分B「美味しいからだ」
自分A「なぜ美味しいと好きなのか?」
自分B「幸せを感じるからだ」
自分A「なぜ幸せを感じるのか?」
自分B「美味しいものを食べると幸せを感じるように体ができているからだ」
自分A「ではなぜ幸せを求める?」
自分B「生き物は幸せを求めるようにプログラムされているからだ」
自分A「なぜそのようにプログラムされている?」
自分B「それは生物の利己的遺伝子というものが・・・(以下略)」
このように、ラーメンを食べることについて、哲学的、生物学的に深く思考して
いくことが可能となるわけです。
あなたも「無限なぜ」を色々なカタチで活用してみましょう(^o^)/
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■本日のまとめ
●「なぜ?」と延々問い続ける
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■編集後記
今回の「無限なぜ」ですが、小さい子供は無意識にこの技を使いますね。
毎日毎日「なぜ?」「なんで?」「どうして?」の嵐。
「なんで空は青いの?」
「どうして氷は冷たいの?」
「なぜ?・・・」
「なんで?・・・」
「どうして?・・・」
私も小さい頃これで親を困らせた覚えがあります。。。(^^;ゞ
今週も読んでいただきありがとうございます。また来週☆
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