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2006/06/19号(毎週月曜発行)
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【ヘリクツの技術 Vol.017】●一理の箱
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■ごあいさつ
こんにちは、どらりです。
梅雨の季節ですね。
ジメジメをヘリクツでさわやかに吹き飛ばしていきましょう!!
強引な前フリですみません…
それでは、本日のヘリクツをどうぞ。
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■本日のヘリクツ ●一理の箱
はい、今日のヘリクツは「一理の箱」です。
これを使うと、お手軽に相手の話を封じ、切り返すことができます!
具体的には、会話において、「一理ある」という言葉で相手の話を受けることに
より、「一理の箱」が発動します。…なんかパンドラの箱みたいですけど(笑
普通、「一理ある」は、会話において、相手の言っていることを一部認めるよう
な形で使いますよね。「なるほど、それも一理あるねー」みたいなかんじで。
しかしこれ、よく考えてみると、
●相手の主張を、「一理」という名のせまい箱の中に封じ込める
言葉でもあるのです!
つまり、相手がどんな主張をしてこようとも、「一理」という箱の中に、それを
閉じ込めてしまうことが可能になる。そこを利用します。
そうして相手の話を一旦閉じ込めておけば、切り返しやすくなるわけです。
例を見てみましょう。
【踏み倒しを一理の箱に】
A君「金返せよ、先週貸した昼飯代の千円!」
B君「金? 返す必要はない」
A君「はぁ!? 踏み倒す気か!? 借りた金を返さんのはドロボウだぞ!」
B君「●うむ、それも一理ある。しかし俺は金などとうに超越している」
【地動説を一理の箱に】
B君「実は地球は宇宙の中心で、太陽がその周りを回っているのだ」
A君「は? 地球が太陽の周りを回っているんだよ! 常識だろ!」
B君「●君の言うことも一理ある。しかし天動説こそ21世紀の新しい常識だ」
いかがでしょうか?
あえて突飛な例を出していますが、何を言いたいかというと、
●一理の箱には、何でも入れられる
ということなんです(^^;
しかも、一見すると、「一理ある」は
●前向きに相手を認めているようなニュアンス
があるため、相手の反発が少ないという、使い勝手の良さもあります(笑
「一理ある」で相手の話を「一理の箱」に封じ込め、お手軽に切り返す。
逆に、自分の話を「一理の箱」に封じ込められてしまわないよう、気をつけまし
ょうね(^o^)/
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■本日のまとめ
●「一理ある」で相手の話を「一理の箱」に封じ込め、お手軽に切り返す。
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■編集後記
メルマガに対するご意見、ご感想などございましたら、お気軽にお寄せいただけ
るとうれしいです。もっと簡単な方がいいとか、小難しいほうがいいとか、何で
も結構ですので。
相互紹介も随時受け付けております(^_^)/
今週も読んでいただきありがとうございます。また来週☆
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