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2006/03/27号(毎週月曜発行)
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【ヘリクツの技術 Vol.005】●極論否定
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前号の発行部数:80部
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■ごあいさつ
こんにちは。どらりです。いつもありがとうございます(^_^)
もうすぐ4月ですね~。新シーズンに向けて、皆様いかがお過ごしでしょうか。
どらりも新しい季節に向けて、一句思いつきました。
「ヘリクツや ああヘリクツや サクラサク」
意味が分かりませんが、春の感じがします…。
それでは本日のヘリクツをどうぞ。
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■本日のヘリクツ ●極論否定
A君:「おいB、俺の10円とっただろ」
B君:「いや、君の財布はとってないよ?」
「極論否定」とは、相手が何か言って来たとき、「相手側の極論を否定」する事
によって、反論するというものです。私が勝手に造った言葉です(^^;
この技のメリットは、相手の主張を普通に否定するよりも、「極論」を否定する
ので筋が通りやすい、というところにあります。
つまり「Aである」という主張に対して、「Aではない」と反論するところを、
●もう超めっちゃスーパーウルトラA過ぎて爆発!! という程ではない
とするのです(爆
A君がB君に貸した100円をめぐるやりとりを例に見てみましょう。
A君:「おーい、昨日かした100円返してくれ」
B君:「ああ、100円ね。返さないとは言ってない」
A君:「ん?じゃ早く返してよ」
B君:「ちょっと待て。それは違う」
A君:「違う?何がよ」
B君:「俺は君に100円借りたかもしれないが、●10000円は借りてない」
A君:「ああ、貸してないけど?・・・」
B君:「じゃあ、いいじゃん。バイバイ」
A君:「おいちょっと待て!なんだバイバイって。金返せよ!」
B君:「だから10000円は借りてないって言ってるだろ。借りてない金を返せ
とは、ずいぶん無茶なこと言う奴だな全く・・・」
A君:「だって100円貸しただろ!昨日!」
B君:「だから10000円は借りてないって言ってるだろ!」
…まあ、確かに10000円は借りてませんが(苦笑
ここでB君は、A君の「100円返せ」という要求に対し「10000円は借りてない」
と、「A君側の極論を否定」することによって、とりあえずの反論でその場を逃
れようとしているわけです。
ま、なんだかんだ言っても結局、
●10000円なんてまるで関係ない
わけですが(笑
極論否定は、中身を見れば当り前の事しか述べていません。
しかし、
●ウソを言っているわけでもない
ために、一応もっともらしい言い分に聞こえちゃったりするわけです!
おお、こわい。
ときどきニュースなんかで、政治家の先生方がこの技を使っているのを見かけま
す(^^;
そうそう、「政治家」と「官僚」は、ヘリクツの大先生ですよ!!
いつも勉強させてもらっています、先生。ありがとうございます。
というわけで、「極論否定」なんて一見難しげなテーマでしたが、やっぱり単な
るヘリクツなのであります…(^o^)v
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■本日のまとめ
●相手側の極論を否定することにより反撃する
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■紹介コーナー
今回は、本をひとつご紹介させて頂きます。
ある意味、ヘリクツとは対極にある本なのですが、、、
【あたりまえだけどなかなかできない説明のルール】鶴野充茂/明日香出版社
という本です。
ヘリクツが、「煙にまく」「笑いを誘う」「言い逃れる」といった、わりかし
「アホな効果」を追求しているのに対し、この本は、「人に分かりやすい説明を
する」というテーマを追求しています。
「人に分かりやすい説明をする」って、単純そうでいてすごく難しいことですよ
ね。私もよく、話が相手にうまく伝わらなくて苦労することがあります。。。
そんなときにこの本に出会いました。
「ああ、確かに、話の分かり易い人は、こういう話しかたをしているなぁ」
というエッセンスが、ギュッと詰まっています☆
構成や文体も読みやすいし、オススメです(^o^)
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【あたりまえだけどなかなかできない説明のルール】鶴野充茂/明日香出版社
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4756909574/dor-22/ref=nosim
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■編集後記
3月も末になり、少しぬくもってきましたね(^^)
しかしこの季節は暖かかったり寒かったりで、外出時に着ていくものに迷います
よね~。みなさまお風邪などひかれませぬよう。。。
今週も読んでくださってありがとうございます。また来週☆
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■発行情報
☆登録・解除
【ヘリクツの技術】
http://www.mag2.com/m/0000187291.html
※登録・解除の作業はご自身でお願いいたします。
☆バックナンバー
【ヘリクツの技術 バックナンバー】
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発行者:どらり(Dorari)
E-Mail:info@dorari.jp
Web:https://www.dorari.jp/herikutsu/
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