はじめに
2016年に公開され大ヒットした映画『君の名は。』。 皆さんもう観ましたか? 私は遅ればせながら、先日ようやく観ることができました。
「なんか流行ってるらしいから」というだけの理由で、 予備知識ゼロの状態で観ました。 なので、最初は単なる青春もののアニメかと思ってのほほんと観ていたのですが、 中盤からの展開がドラマチック過ぎて…! 一気に引き込まれてしまいました(^o^;
少年少女を主人公とした甘酸っぱい青春感、 現代を舞台にした適度なリアル感のなかで、 時空を飛び越えたりとファンタジックな要素がしっかりあって。 適度に難解な謎解き要素がありながらも伏線がきちんと回収されるストーリー構成で、 最初からラストまで非常にダイナミックかつキレイにまとまっているなぁ~と思いました。
ただ、時空を飛び越えてストーリーが展開すること、 彗星落下前のあたりからパラレルワールドになっていることで、 話の時系列や因果関係がよく分からなくなった 人も多いのではないでしょうか?
そんな、ちょっぴり謎の残る『君の名は。』の世界を、 図解とともに読み解いていきたいと思います。
※ネタバレ含みますのでご注意ください。
※基本的には映画の内容に沿って書いていますが、
独自解釈で補完した部分もあり、
内容の正しさを保証しているわけではありません。
図解で読み解く『君の名は。』の世界
この映画を観ると、 「あの時のアレは何でああなったんだ? …あ、コレがあったからかな?」みたいな、 様々な疑問が浮かんだり消えたりするのではないでしょうか。
私も色々な考えが頭の中を駆け巡ったのですが、 頭の中だけで考えをまとめるには複雑すぎて…(^_^;
そこで、整理するために、話の全体像を一枚の図にまとめてみました。
※ここから先の解説ですが、図を見ながら読んで頂くと分かりやすいと思いますので、 図を別ウインドウで開いておくことをオススメします。
図の概要について説明します。 (内容の詳細説明については後述します)
- 縦軸は時間です。 上が過去で、下が未来です。 ただ、時間で均等に割ってあるわけではなく、 2013年のブロックは2013年のエピソードだけ記述してあり、 2014年と2015年は省略しています。 次の2016年のブロックも2016年のエピソードだけ記述しています。
- 太い矢印は、瀧と三葉が生きて活動している部分です。 左上からスタートして、右下がラストです。
- 点線は、魂の動きを示しています。
-
左のエリアは「三葉が死亡する世界」(以降、世界A)、
右のエリアは「三葉が生存する世界」(以降、世界B)、
です。
なぜ世界をAとBの2つに分けているのかというと、 『君の名は。』は一部パラレルワールドになっており、 世界が1つだと時系列の記述に無理が出るからです。 - 真中にあるのは「幽世(かくりよ)」です。 「あの世」を意味し、時空を超越した神域とされる世界です。
- 吹き出しは、各イベントの説明です。 詳細については後述します。 吹き出しにつけている番号は、映画で描写された順につけています。
- 記述するイベントは全体の時空構造に係る骨格部分に限定しています。 (全体像を把握するにあたっては、細かいイベントを並べてもあまり意味がありませんので…)
- この図は、原則として映画の中で描写され進行した部分について記述しています。 映画の中で描写されていないサブストーリーなどは考慮していません。
時系列を横断する「紐」と「酒」
この作品は、単に時系列だけを追っていっても、こんがらがってしまいます。 なぜなら、ストーリーがそれこそ組紐のように縦横無尽に展開しているからです。 結局、 時系列を把握するには、全体像を把握しなければなりません。
では、仮に全体を大きな組紐と考えてみましょう。 そうすると、縦糸と横糸、そして結び目が見えてきます。
時系列、つまり時の流れを縦糸とするなら、横糸となるものは何か? それが三葉の「組紐」と「口噛酒」です。 そして、糸同士をつなぐのが「結び」の概念です。
一葉の言葉を引用します。
土地の氏神様をな、古い言葉で「むすび」ってよぶんやさ
この言葉には深~い意味がある
糸をつなげることも結び
人をつなげることも結び
時間が流れることも結び
全部神様の力や
わしらの作る組紐もせやから、神様の技、時間の流れそのもの、表しとる
寄り集まって形を作り、ねじれてからまって、時には戻って途切れ、またつながり
それが結び、それが時間
~(中略)~
水でも米でも酒でも、人の体に入ったもんが、魂と結びつくこともまた結び
だから今日のご奉納は、神様と人間をつなぐための大切な仕来りなんやよ
※「むすび」は神道において「産霊」「産巣日」などの字で書かれるようですが、 「結」でも間違いではないようなので、 ここでは「結び」と表現しておきます。
整理すると、以下のようなイメージになるでしょう。
上述の図解が組紐のように上下左右に展開しているのは、 そのように書いたほうが分かりやすかったからです。 また、記述する要素は、時空構造の把握に必要な部分のみ抽出しています。 枝葉の部分を加えるともっと複雑な図になりますが、 話の大きな流れをつかむには、 これだけ押さえておけば充分でしょう。
イベントごとの詳細解説
以下、図中の吹き出しにつけているイベント番号順に詳細内容を解説していきます。
1.魂の入替
最初のほうに描写されている、 瀧と三葉の魂が入れ替わるシーンです。
瀧と三葉の時間は3年ズレています。 2016年に高校2年だった瀧は、2013年に高校2年だった三葉と入れ替わっています。 なぜ高校2年かというと、2016年の5年後、つまり2021年に瀧が就職活動をしているからです。 就職活動をしているということは、この時の瀧は大学4年でしょう。 大学4年から5年前を逆算すると、高校2年になります。
ここで疑問なのは、 「なぜ三葉の入れ替わり対象が瀧だったのか?」 ということです。 この理由については後述の3番で解説します。
さらに根本的に疑問なのは、 「なぜ魂の入れ替わりが必要だったのか?」 ということです。 この理由については後述の補足で解説します。
2.三葉の口噛酒
三葉が宮水神社の儀式で口噛み酒を作り、ご神体に奉納するシーンです。
この酒は、後の展開に重要な役割を果たすアイテムです。
一葉はこれを「三葉の半分」だと説明していました。 ただ、これは酒そのものが三葉の魂の分身というわけではなく、 幽世にある三葉の魂とつながるためのキッカケとなるアイテム なのではないかと私は思います。
「三葉の魂が幽世に」というのは私の独自解釈なのですが、 そのへんについては後述の4番、5番で解説します。
3.組紐の結び
三葉が瀧に会いに行き、組紐を渡すシーンです。
映画の中では、一葉によって「結び」という言葉が強調されていました。 時空の結び、魂の結び、神様の結び、など、様々な「結び」があるようです。
で、このシーンの解釈ですが、 組紐を渡すことで瀧と三葉の「縁」を「結んだ」 のではないかと思います。 それにより、魂の入れ替わりが起こるようになったということです。
しかし、この時、瀧と三葉の時間軸にズレはなく、 三葉は高校2年ですが、瀧はまだ中学2年です。 従って、瀧はまだ三葉のことを知らないのです。
つまり、1番と3番に因果関係があるとすると、 因果が「8の字」のように「ねじれて」いることが分かります。
- 三葉が瀧に組紐を渡したのは、瀧と魂の入れ替わりがあったから
- 瀧が三葉と魂の入れ替わりがあったのは、三葉に組紐を渡されたから
見事に「AだからB」と「BだからA」という、 循環論法のような関係になっています(笑
もしかしたら映画では描かれていない、 二人の縁をつなぐサブストーリーがあるのかもしれませんが、 映画を観る限りではそこまでは分かりません。
まぁ1番については、神社で三葉が「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!」と叫ぶシーンがありましたので、 神様がイケメン男子を適当に選び、それがたまたま瀧君だった…という解釈もアリかもしれません(笑
もしくは、前世で何らかの関わりがあったのかも? テーマソングも「前前前世」ですし(笑
4.口噛酒の結び
瀧が、三葉の作った口噛み酒を飲むシーンです。 ここで世界が転換する、超重要なシーンです。
この口噛み酒は、組紐と並んで重要なアイテムです。 酒を飲むということは、「結び」を意味します。
これにより、 瀧の魂と三葉の魂が結ばれ、また、世界Aと世界Bが結ばれた ということです。
まず、口噛み酒が奉納されていた場所ですが、 山頂の川を超えた先にある岩屋の中の御神体の前です。 一葉によれば、川を超えた先からは幽世だそうですので、 口噛み酒のある場所は幽世ということになります。
ただ、人間が現世と幽世を普通に行き来できるのも変な話ですので、 ここはおそらく「幽世の玄関口」くらいの位置づけでしょう。 いずれにしろ幽世に最も近い場所と言えます。
それで、幽世(の玄関口)で瀧が三葉の口噛み酒を飲むことで、 神様の取り計らいにより、 すでに死んで幽世にある三葉の魂が呼び出され、 スムーズに瀧とつながることができたというわけです。
また、瀧と三葉の魂は、口噛み酒で結ばれると同時に、 幽世という時空と可能性のゲートを通じ、 世界Aから世界Bへと遷移していったわけです。
言い換えると、 口噛み酒を通じて魂や時空の「結び」を媒介しているのが神様であり幽世である ということです。
5.魂の記憶
瀧が口噛み酒を飲んだ瞬間、 三葉が見た彗星や、三葉自身の過去が走馬灯のように流れました。
これは、瀧の魂と、幽世にある三葉の魂が結ばれた結果、 三葉の魂の記憶が再生されたからではないでしょうか。
一葉によれば、口噛み酒は「三葉の半分」とのことですが、 「半分」の定義がポイントです。
もし、本体と口噛み酒で魂が分裂するようなことがあれば、 三葉の魂が2つあることになり、 それはちょっと違うように思います。
また、仮に口噛み酒にその時点での三葉の魂がコピーされていたとしても、 口噛み酒が作られたのは三葉が彗星を見る前ですから、 口噛み酒の魂に彗星を見た記憶はないはずです。
すると、 三葉の魂は、彗星落下で三葉が死んだ時点で幽世に移った のではないでしょうか? 人が死んで、魂があの世へ行く、というのは、ごく自然な流れかと思います。
そして、口噛み酒をキッカケとして、瀧の魂と三葉の魂が結ばれ、 また、幽世を通して世界Aと世界Bが結ばれたのではないかと思います。
つまり、 口噛み酒とは、それを作って死んだ人間の幽世にある魂と、現世の人間の魂とを結びつけるアイテム ということです。
このへんは私の独自解釈ですが、そう考えるとしっくりくるように思います。
その他の解釈としては、 口で噛むことで口噛み酒に三葉のDNA的な情報が蓄えられていて、 それが三葉の「再生」に寄与した…みたいな可能性も考えてみました。 走馬灯の中に受精卵のような描写もありましたし。 ただ、それだと科学の世界に寄り過ぎるのと、 世界Bで「再生」したことになる人は他にもたくさんいるので、 話の整合性を取るのが難しいかなと思います。
6.魂の入替
口噛み酒で「結び」が起こった結果、 瀧と三葉は、世界Aから世界Bへとシフトします。
世界Bでは、瀧と三葉の魂が再び入れ替わった状態でスタートします。 離れていた二人の結びつきが復活した瞬間です。
しかしここでも3年時間のズレがあり、 同じ場所に居るのに時間がズレているため、 二人が直接出会うことができません。 その ズレをつなげてくれたのが「黄昏時(片割れ時)」 です。 黄昏時において、二人は直接出会うことができました。
なお、二人が出会ったのはどちらの時間軸かというと、 背景に見えた湖の円が1つしかなく、 また空に彗星が見えていましたので、 三葉側、つまり2013年ということになります。 そうすると、2016年の瀧が2013年に一時的にタイムトリップした(?)ことになりますが、 このへんは黄昏時で時空が曖昧になっているのでしょう。
7.組紐の結び
黄昏時において二人は直接出会い、魂は元の身体に戻ります。
そしてこの時、瀧は三葉に組紐を返します。 ここでまた、二人は縁を結んでいるのではないかと思います。 全編通して言えることですが、 この映画では、離れた時空の記憶や記録がどんどん薄れて消えていきます。 その中で 唯一「組紐」だけは、消えずに残り続けています。
この組紐は、 時空を超えて縁を結ぶ力のあるアイテム なのではないでしょうか。 後にラストシーンでもこの組紐が印象的に描写されています。
8.魂の記憶
ラストシーンです。 時期は2021年の瀧の就職活動から年が明けた、2022年の春と思われます。 ここで社会人1年目の瀧と、社会人4年目の三葉が出会います。
基本的に世界Bの黄昏時から二人が離れて以降、 お互いの記憶は薄れて消えてしまっているのですが、 7番で受け渡した組紐だけは消えずに、二人の縁をつなぎ続けています。
そして二人の魂は世界Aの時代からずっと密接に絡み合ってきたため、 出会った瞬間、 魂レベルでの深い記憶が呼び覚まされて共鳴 し、ついに二人を結びつけるわけです。
めでたし、めでたし(笑
補足
メイン部分の解説は以上なのですが、 ここから先はさらなる考察を交え、補足的な解釈の解説をしたいと思います。
世界の数
世界Aと世界Bは、基本的に同一なのか別物なのか。
完全に同一の世界だとすると、 三葉は彗星落下前の過去に戻って歴史を変えていることになります。 同一世界で過去に戻るとタイムパラドックスに陥るため、矛盾してしまいます。
しかし、完全に別物の世界だとすると、 世界間の因果関係が成り立たず、やはり矛盾してしまいます。 世界Aで三葉が死ぬことで、瀧が行動し、 世界Bで三葉が生存できるわけです。
つまりこれは、 「基本的に同一の世界だが、複数の可能性を持って併存し、相互に影響し得る」 という時空構造なのではないでしょうか。 (量子力学の世界にちょっと似てるような?笑)
そして、各世界を結ぶ位置にあるのが「幽世」であり、 幽世で世の理を司る、つまり、 可能性による世界の分岐と収束を管理し、魂を導く存在、 それが「神」ということです。 (…自分で言っててわけわからなくなりそうな話ですが^^;)
つまり、 ここでいう「世界A」「世界B」とは、同一世界における「可能性A」「可能性B」 と言ったほうが近いかもしれません。
そしてこの可能性の世界は、原則として魂の通った方へ収束していきます。 その魂の通りみちが、例外的に時空を超えて特異な形でつながったのが、 瀧が口噛み酒を飲んだ時に展開されたあの不思議なシーンということです。
宮水神社の伝統儀式でなぜ口噛み酒を作り神様へ奉納するのか。 それは、彗星に滅ぼされる可能性から生き延びる可能性へ、 予め世界間に因果をもたらすための儀式だったのではないでしょうか。 (つまり、古来の人々はいずれ彗星が落ちるであろうことを予見していたわけです。 それを伝える文献は繭五郎の大火で消失してしまいましたが。)
そして二人の魂が異なる世界へ遷移し、 あらゆる記憶や記録が「無かったもの」として消えていくなかで、 魂の縁を結び続けていたのが組紐なのではないかと思います。
魂の数
世界についてはAとBの2つに分けて考えましたが、 魂については基本的に1人1つしかないと考えています。
つまり、世界のそれぞれに瀧や三葉の魂があるのではなく、 瀧も三葉も魂の導線は1本 です。(図でもそのように書いています)
三葉に関しては、彗星が落ちる前、世界Aと世界Bで時間軸が一部かぶっていますので、 同じ時間帯を2度生きていることになります。 これは、世界Aと世界Bで魂が2つあるのではなく、 一つの魂が時空を超えて存在している、ということです。 世界Aと世界Bには因果関係が存在するため、 先に世界Aを生き、その後世界Bを生きたということになります。
逆に世界それぞれに魂があるとすると、 世界を遷移した時に魂がダブってしまっておかしなことになるでしょう。 世界という名の可能性は複数あるが、魂は一つ、ということです。
魂の入れ替わりが必要だった理由
そもそも、瀧と三葉の魂が入れ替わる必要性はどこにあったのでしょうか?
彗星で死亡する世界から生き延びる世界へシフトするためには、 瀧が口噛み酒を飲む必要があります。 そこで、 瀧を口噛み酒へ導くために魂の入替えが行われた ということではないでしょうか。 瀧が糸守へたどり着いたのは、 三葉の目を通して糸守の景色を憶えていたからなわけで。
もし魂の入れ替わりが起こっていなければ、 瀧が糸守にたどり着くこともなく、 口噛み酒を口にすることもなかったでしょう。 そうすると、魂が時空を遷移することもなく、 三葉や糸守住民は彗星落下で死亡したままの運命となったことでしょう。
ちなみに魂の入替えを誰が行ったのか?という話ですが、 これは宮水神社の神様が行ったのでしょう。 魂の入替えなどという神業が可能なのは、 神様以外にいないでしょう(笑
魂の入れ替わりが3年ズレている理由
魂の入れ替わりについてもう一つ疑問なのは、 「なぜ時間が3年ズレている必要があったのか?」 ということです。
これは、 時間をずらすことで、世界Aと世界Bに因果をもたらしている ということではないでしょうか。
もし魂の入れ替わりが同時代で起こるとした場合、 彗星落下後に瀧が三葉の口噛み酒を飲んだとしても、 あまり意味がありません。
同時代では三葉の肉体は滅んでしまっているため、 入れ替わることができませんし (魂の邂逅はあるかもしれませんが)、 そもそも三葉が彗星落下前に戻れないのであれば、 可能性の分岐が起こらず世界Bが存在しないでしょう。
すると世界Aから世界Bへの遷移が起こらず、 彗星落下による三葉や糸守住民の死亡は回避できないことになります。
従って、過去と未来で入れ替わる必要があったのです。
ただ、ズレが3年である必然性はないかもしれません。 1年でも話は成り立つように思います。 無理やり理由を考えるとすれば、 「口噛み酒の発酵に3年の期間が必要だった」 とかでしょうか(笑
まとめ
如何でしたでしょうか。
複雑に見える『君の名は。』の世界も、 こうして図解してみると、ある程度スッキリしますね。
しかし、こんな面白くもややこしい話を考えつき、 一本の映画としてまとめあげた新海誠監督はすごいなと思います。 映画そのものも素晴らしいですが、その考察も含めて楽しめる、 一粒で二度おいしい映画ですね(笑
まぁ、映画の内容をこと細かに見ていけば、 色々と矛盾や疑問(スマホ周りなど)はあるかと思います。 ただ、そこをあまり批判的に突っ込むのは野暮というものでしょう。 そもそも 「魂が入れ替わる」などというファンタジー全開なアニメ なのだから、 あまり厳密にリアリティを求めるよりは、 大らかに楽しむのが吉かと思います(^_^
本記事が『君の名は。』をより深く、より分かりやすく楽しむ一助となれば幸いです(^_^*