デスノートのメロとニアは逆だった!?

「DEATH NOTE 10巻」/大場つぐみ/小畑健/集英社

はじめに

皆さん、かつて少年ジャンプで連載されていた、 「Death Note」(デスノート) というマンガ、ご存知ですか? まぁ言わずと知れた大人気漫画ですね。 私も連載時は毎週ワクワクしながら読んでいました!

さて、デスノートの本編はコミックス1~12巻に収められていますが、 最後に コミックス13巻 が「解説本」として発売されています。

私はこの13巻に、興味深い記述を見つけました。 そしてそこから、「あること」を考察したのでした。。。

制作段階でのメロとニアの取り違い

コミックス13巻 の135ページに、作画の小畑健先生のコメントが載っています。

DEATH COLUMN/デザイン段階では逆だった二人

「実は最初に自分が作ったデザインでは、ニアとメロのビジュアルが真逆だったんです。 要は現在のニアがメロ、メロがニア。 自分はずっとそう考えていたのですが、担当さんに渡す時に逆に名前を書いてしまって…(笑)。 その内、大場先生からOKですと返事を頂き、”実は逆なんですけど…”と後に引けなくて。 だから自分の中では、当初、ニアが悪人面で、メロがおとなしい女性的なイメージを持っていました。 でも、結果的に逆で良かったのかなと今は思っています」
「DEATH NOTE 13巻」/大場つぐみ/小畑健/集英社

なんと、メロとニアの名前は逆だった、ということです!

私はこれを読んで、「そうだったのか…」と納得しました。 当時、どうもメロとニアの名前と、見た目のイメージが 合ってない気がしていたんです。

どちらかと言えば、「メロ」は「メロディー」に通じるような女性的で美少年なイメージで、 「ニア」はちょっとニヒルというかひねくれているというか少し危ないイメージ。 これまさに、逆のほうがピッタリじゃないですか…?

うーん、もったいないというか惜しまれるというか何というか。 まぁ、取り違えてしまったものは仕方ないですが…(^_^;

そして、ここで私が「あぁ、惜しいなぁ」と思ったことがもう1つあります。

アルファベットの順番も変わってしまった?

私が惜しいなぁ、と思ったのは、キラ、エル、メロ、ニア、の並び順です。

まず、この4人を優秀さで並べれば、「キラ>エル>ニア>メロ」の順になると思います。 理由は以下の通り。

  • キラはエルに勝っているので「キラ>エル」
  • ニアは「Lを継ぐもの」という位置付けなので「エル>ニア」
  • ニアは見た目的にも頭の良さ的にもエルに近く、メロより上なので「ニア>メロ」

まぁ皆さんの感覚もこれに近いのではないかと思いますが…

そして、「L」よろしくニアも自分の事を「N」と名乗っており、 この4人はアルファベットを意識させる名前の付け方になっています。

なので、この4人をすべてアルファベットにすると、「K>L>N>M」になります。

しかし、アルファベット順で言えば、「K>L>M>N」が正しいわけです。

つまり、もしメロとニアの名前が逆だったら、優秀な順に「キラ>エル>メロ>ニア」となり、 「K>L>M>N」とアルファベット順に綺麗に並ぶ(!)わけですよ。

原作の大場つぐみ先生は、連載を煩悩の数と同じ108話で終了させるとか、 13日の金曜日に13巻を出すとか、そういう隠し要素みたいなものがお好きだったようですし、 本当は「KLMN」と並ぶようにしたかったのではないか…? というのが私の推測です。

まぁ、メロとニアの名前が逆だったところで、 デスノートの面白さが揺らぐわけではありませんが、 13巻を読んだ時にふとこんなことを考えてしまいました(^^ゞ

皆さんはどう思いますか…!?

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