広告費の過払い返還請求ビジネス勃興!?

burned 100 US dollar banknotes

はじめに

みなさん、賃貸物件の客付けにあたって、広告費(AD)って払っていますか? 私はいくらか払っています。 が、これって大家にとっては結構な出費だったりするんですよね。。。 今回はそんな広告費にまつわる話です。

広告費を取り戻す!?

先日、「一般社団法人 不動産適正取引協会」なるところから、 こんな電話がかかってきました。

協会「賃貸不動産のオーナー様にご連絡しておりまして」

僕君「はあ」

協会「払いすぎた手数料を取り戻すことができます!」

僕君「払いすぎた手数料?」

協会「はい、こちらでお調べして、過払い返還請求を行います!」

僕君「…なんのこっちゃ (´゚д゚`)」

電話しながらこの 「一般社団法人 不動産適正取引協会」 をネットで調べてみたんですが、、、まぁまぁ怪しい笑

「95%の賃貸オーナー様が仲介手数料を不当に搾取されています」

「多く払いすぎた、お金は返金されます」

とな。

あー話が読めてきたぞ?

要は「広告費を取り戻す」という話ですな。

確かに宅建業法上「仲介手数料は家賃の1ヶ月分まで」と定められている。 これを超える仲介手数料(広告費とか名前を変えても同じ)は、本当は業法違反なんですよね。

でも慣行として、仲介料とは別で広告費を払っている大家さんは多いのが現状です。 特に競合の激しい地域では。。。

協会のサイトにも解説がありました。

「正当な請求例:家賃1ヶ月分(仲介手数料1ヶ月分)」

「不当な請求例:家賃3ヶ月分(仲介手数料1ヶ月分+広告費2ヶ月分)」

うん、まぁ、言っていることは間違ってはいない。。。

詳細をヒアリング

ちょっと興味が湧いたので、詳しく話を聞いてみる。

僕君「要は広告費を取り戻すっていう話ですよね? 業法違反ってことで」

協会「そうですそうです! 客付業者がオーナーから不当に得た広告費を、過払い手数料として、うちのほうで返還請求をかけます!

僕君「そんなことできるんですか?」

協会「ええ、うちのほうの専門家の先生でちゃんと!」

僕君「何年前までいけるんです?」

協会「過去5年分が目安ですね!」

僕君「おたくに支払う報酬は?」

協会「完全成功報酬となっております! 取り戻したお金の30%を頂いております!」

30%・・・

どっかで聞いたことのあるような料率。 100万取り戻したら30万が報酬ですか。

話を聞くとこの団体、以前は火災保険の申請代行スキームで稼いでいたらしい。 それを最近業態転換したとのこと。 なるほどね。

まぁ確かに広告費なるものは、オーナーの立場としてはありがたくない。 成約するたびに何万も余計に飛んでいくのは、経費増大の要因になりますし。

それに昔から広告費は業法的にもグレーだと言われてきたわけで、 この慣習、是正されてほしいことはほしいんですよね。

かつて弁護士がサラ金のグレーゾーン金利に目をつけたのと同じように、 今度は不動産のグレーな手数料(広告費)に目をつけたということですな。

5年分の広告費っていったら、何十万とか何百万とか、結構でかい金額になりそう。 もちろん大家によりますが。

こりゃー、広告費の過払い返還請求ビジネス勃興か!?

・・・しかし、ですね。

広告費過払い返還請求のリスク

客付け業者に広告費の過払い返還請求なんてかけたら、 以後、二度と客付けしてくれなくなるでしょう。

「あのオーナーの物件は客付けしてもAD(広告費)の返還請求飛んでくるからやめよう」 みたいな。

そこんとこはどうなのかと。

僕君「業者に過払い返還請求なんてしたら、二度と客付けしてくれなくなりますよね? おたくは報酬で稼げればそれでいいかもしれないけど」

協会「なるべく穏便にやります! 業者とモメた場合は、うちのほうで管理会社ご紹介もできます!」

僕君「えー、そこは仲介手数料一ヶ月でやってくれるんです?」

協会「はい!」

僕君「何ていう名前の会社ですか?」

協会「えーと、ちょっとすぐに出てこないので…(モゴモゴ」

大丈夫かオイw

まぁそんな感じで、スキームは分かったし、違法なものではない(タブン)ことも分かったんですが、それをやった後の影響が見えないので、お断りしました。

でも、この返還請求がブームになると、広告費の慣行は是正される…かも? それはそれでありがたいと言えなくもない。

おわりに

試しに誰かやってみます? まぁ、やったあと賃貸経営が詰む可能性があるんで自己責任ですけど…笑

ちなみに、一般社団法人って誰でも作れますからね。 非営利が建前ですが、配当が出せないだけで利益は出せるし、役員報酬や給与も払えます。 この会社も「一般社団法人」とか「協会」とかいった名前で公益っぽい雰囲気を出していますが、実態としては普通の営利企業と同じでしょうね。

以上、「広告費の過払い返還請求ビジネス勃興!?」でした。

ご参考までに\(^o^)/

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