バリのお金

お金の種類

バリ島のお金(というよりインドネシアのお金)は、ルピアです。

左列の上から100,000ルピア、50,000ルピア、20,000ルピア、10,000ルピア、 中央列の上から5,000ルピア、2,000ルピア、1,000ルピア、 右列の上から500ルピア、200ルピア、100ルピア、 です。

レートと物価

1円がだいたい100ルピアです。 よく使うお札は10,000ルピアですが、これがだいたい100円になります。 ルピアの右側のゼロを2つ削れば、日本円になります。

ただ、バリの物価は日本の1/4程度なので、 そのままの値段で考えると割高な買物をしてしまう可能性があります。

ペットボトルのミネラルウォーターを日本で買うと120円くらいしますが、 バリでは3,000ルピア、つまり30円くらいで買えます。 だいたい現地相場を4倍すると日本の相場になります。

つまり、 「バリ人にとっての10,000ルピア≒日本人にとっての400円」 ぐらいを目安に考えると良いでしょう。 つまり、一旦1/100にしてから4倍すれば、日本と同じ感覚で比較ができます。

現地人はこのバリと日本の物価の差を心得ているようで、 観光客向けの店などは、最初から現地相場の4倍くらいのボッタクリ価格 になっています。 仮に半額に値切ったとしても、相場の倍額です。

例えば、何でもないシャツが250,000ルピアとかで売られています。 日本円に直せば2,500円なので、日本人の感覚だと 「んー、まぁこんなもんかな?」と思ってしまいますが、 バリ人にとっては4倍の10,000円で売っているようなものなのです。 半額に値切っても5,000円。 これでは決してお買い得とは言えないでしょう。

「ん?…なんかあんまり安くないな?」と感じたときは、 この物価の差をよくよく考えて買物しましょう。 もし現地相場で買いたいなら、1/4~1/5くらいまで値切る必要があります。

チップ

バリではチップを渡す習慣があります。 ルームクリーニングの人向けなど、ちょっとしたチップは10000ルピアで良いでしょう。 ラフティングでガイドしてくれた人には20000ルピア、 半日案内してくれたツアーガイドさんや運転手さんへは50000ルピア渡したりしました。 1時間の仕事に対して10000ルピア くらいを目安に考えるとちょうどいいかもしれません。

両替

両替は、街のいたるところにある両替所でできます。 ただし、 安全な両替所と危険な両替所がある ので、気をつけましょう。

安全な両替所

バリ島にはサークルKがいたるところにあります。 その サークルK内に併設されている両替所ならば安全 です。

レートはそんなに良くはないですが、安全第一です。 基本的にはサークルKの両替所を使うのが最も無難でしょう。

なお、「NO COMMISSION」は「両替手数料なし」という意味になります。

危険な両替所

危険な両替所は、 両替詐欺を仕掛けてきます。 10000円分両替したのに、5000円分のルピアしか渡さない、などです。

見分け方ですが、 ボードに手書きでレートが書いてある両替所は、ほぼ全て詐欺 だと思っていいでしょう。

こーんな感じ。

いやぁ、怪しいですねぇ…(笑

安全な両替所より危険な両替所のほうが多いんじゃないかというくらい 街中に溢れています。 こういう店はだいたい細長くなっており、 奥のほうで両替するような感じのところが多いです。

どれもこれも看板に 「Authorized(認定の) MONEY CHANGER」なんて書いてありますが、当然ウソ です。 最初からこういうボードが売ってるんじゃないでしょうか(笑

特に レートに「.50」「.90」「.95」「.99」といった半端な端数があれば、120%詐欺 です。 これは、両替時にわざとおつりのやり取りを発生させ、 そのどさくさにまぎれて渡す札束を抜くからです。 詐欺師の手さばきはまるで手品のようなので、初心者はまず見抜けないでしょう。

一見すると、まともな店よりも交換レートが良いので、 何も知らないと入りたくなりますが、 こういう店には絶対に入ってはいけません!!

…なんでそんなに力強く言い切れるのか? それは 私が実際に騙されたから です(^_^;

両替詐欺に遭ってからお金を取り戻すまでの顛末は別記事の「バリの両替詐欺と対処法」で解説しています。

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